第3回:更新申請を忘れて「うっかり失効」の場合


「気づいたら、許可の期限が切れていた…」
実はこれ、珍しいことではありません。

産業廃棄物収集運搬業の許可は5年ごとの更新制
通知が来るわけでもなく、忙しい日々の中でつい失効してしまうケースが少なくないのです。

今回は、許可期限切れによる再取得の大変さと「うっかり失効」を防ぐための対策をお伝えします。


◆ 実際に起こしがちなおはなし:「失効に気づいたのは仕事の直前…」

「お客さんから“許可番号を教えて”って言われて確認したら、期限が3週間前に切れてました…」

ということは、どこの企業様にも起こりうるはなしです。

真面目に業務を行っており、違反などは一切なくても
許可証の有効期限の管理を怠っていると、無許可状態になってしまいます。


◆ 許可が切れるとどうなる?

  • 新規の契約が取れない
  • 既存の契約も停止になることがある
  • 無許可営業と判断されると、行政指導や処分の可能性も

つまり、信頼と事業の継続性に直結する大問題なのです。


◆ 再取得には、想像以上の手間と時間が…

一度切れた許可は、「新規申請」扱いになります。

  • 講習会をもう一度受け直す必要がある(数ヶ月先の開催も)
  • 車両や実績の再確認、書類の再提出が必要
  • 許可番号が変わることで取引先に説明が必要
  • 許可が出るまでの期間は営業できない

つまり、失効は「その間、仕事ができない」というリスクを抱えることになります。


◆ 損失を防ぐための“事前行動”とは?

うっかり失効を防ぐには:

  • 許可証の「有効期限」をカレンダーやスマホでリマインド管理
  • 有効期限の6ヶ月前から準備を始める
  • 「前回の提出書類一式」をファイルで整理
  • 講習会の期限も要チェック!

さらに、行政書士に早めに相談しておけば、スムーズに手続きが進みます。
行政書士事務所リーフでは、期限管理のリマインドサービスも行っています。

また、優良認定にも対応しております。

 

お問い合わせはこちらからどうぞ→お問い合わせ


◆ 次回予告

次回は、
「更新準備は『半年前』から始めるのが吉」
必要な書類一覧やスケジュールを詳しくご紹介します。