【第8回】マネジメントレビューと経営層の責任


ISO14001の運用を効果的にするためには、「マネジメントレビュー」が欠かせません。
経営層が直接レビューに関わることで、組織全体の改善スピードが変わってきます

■ レビューのタイミングと記録の取り方

マネジメントレビューは、年1回以上、定期的に行うのが基本です。

検討すべき主な項目:

  • 環境方針・目標の達成状況
  • 法令順守の状況
  • 内部監査や苦情への対応
  • 改善の機会

レビュー結果は、議事録や報告書として記録する必要があります。
行政書士として、レビュー議事録の雛形作成や記載内容の整理もサポートしています。

■ 経営層の関与が結果を左右する理由

マネジメントレビューでは、経営層の「決断」が必要になる場面もあります。

たとえば:

  • 環境目標の見直し
  • 人員や設備への投資判断
  • 改善提案の優先順位付け

小規模な会社ほど、トップの判断が現場に直結します。
だからこそ、行政書士が間に入って、状況整理・報告書作成を支援することで、経営層の判断もスムーズになります。

■ レビュー結果を次年度に活かす方法

レビューの目的は「過去の反省」ではなく、**「次の一手を考えること」**です。

  • 繰り返しのミスには運用ルールの見直しを
  • 達成できた目標はワンランク上の目標に
  • 社内の意見を取り入れて具体的な行動に反映

行政書士として、レビュー後の改善計画書づくりや、目標の見直し支援も行っています。

■ 書類化・報告の負担軽減もお任せを

マネジメントレビューもまた、書類作成に時間がかかる工程です。
徳島で女性ひとりで運営する行政書士事務所として、経営層と現場の橋渡し役をしながら、負担を減らすお手伝いをしています。

お問い合わせご相談は無料です。 こちらからどうぞ→お問い合わせ

▶ 次回予告

**「不適合と是正処置の考え方」**では、トラブル発生時の対応と、そこからの学び方について解説します。