産業廃棄物マニフェストの正しい記載方法とは?


こんにちは。徳島の行政書士事務所リーフです。
本日は、産業廃棄物を取り扱う事業者様にとって重要な「産廃マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の記載方法について、行政書士の立場からわかりやすく解説いたします。

 

産廃マニフェストとは?

産廃マニフェストとは、産業廃棄物の排出から最終処分までの流れを把握・管理するための書類で、適正処理を担保するための重要な制度です。排出事業者が処理状況を把握し、不適正処理を防ぐ目的があります。

マニフェストの種類

  • 紙マニフェスト(直筆式)
  • 電子マニフェスト(JWNETを利用)

 

マニフェスト記載の基本構成

紙マニフェスト(交付等状況報告書)の記載項目は以下のように構成されています:

  1. 交付番号
  2. 排出事業者情報(会社名、住所、連絡先等)
  3. 産業廃棄物の種類・数量・荷姿
  4. 運搬業者情報
  5. 処分業者情報(中間処理・最終処分)
  6. 引渡日
  7. 処理終了報告欄(B票~E票)

 

正しい記載のポイント

1. 誤記や空欄を避ける

産廃マニフェストは法定書類です。空欄や誤記があると不備となり、監査や行政指導の対象になります。

2. 数量・単位の統一

「kg」「t(トン)」など、単位を統一しましょう。また、見積りと実数量に差がある場合、備考欄にその理由を明記するのが望ましいです。

   

電子マニフェストを使うメリット

電子マニフェスト(JWNET)を利用すると、以下のような利点があります:

  • 記載ミスの減少(自動チェック機能)
  • 保管・管理の効率化
  • 処理状況のリアルタイム確認
  • 報告書の自動作成機能により年に一回の自治体への報告が不要

※2024年の法改正で、一定規模以上の事業者は電子マニフェストの利用が義務化されました。

 

行政書士のサポート内容

当事務所では、以下のサポートを行っています:

  • マニフェスト記載方法の指導・確認
  • JWNET登録・運用サポート
  • 処分業者との契約書作成支援
  • 適正処理に関する顧問業務

まとめ

産廃マニフェストは、排出事業者の「管理責任」を明確にするための重要な書類です。誤った記載や管理の不備は、行政指導や罰則の対象となることがあります。適切な記載と運用を徹底し、法令遵守に努めましょう。

マニフェスト記載や電子化でお困りの方は、ぜひ当事務所までご相談ください。

 

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